「ようし、しっかり舐めろ。私のブーツを舐めてピカピカにきれいにしろ。明日彼の前で履くんだから」
「は、はい、奥様」
妻は明日、若い男とデートである。どこのホテルに泊まるか、スマートフォンで調べている。
「あーあ、ホテル探すのもなかなか面倒だわね。オマエ、あとで調べといて」
「は、はい、奥様……」
「それからステーキの美味しいレストランもね」
「かしこまりました、奥様」
「ついでに、コンドームも買っといて」
「は、はい……」
夫は困ったような泣きそうな表情を見せる。
「なに、なんか文句があるの?」
「いえ……」
「最近の若い子は、黙ってたら生で中出ししてくるからね……」
「まあ、明日だったら大丈夫か……」
「一応、コンドームとあと生理用のナプキンも買っといて、いいわね」
「はい、奥様、承知いたしました」
ブーツの汚れで舌をざらざらにしながら、男は泣き声で返事をする。
妄想元:Mistress Hemesis