「オマエ、いまうちらにガンつけたよね?」
通りかかった中年サラリーマングループのひとりに、ブーツを履いたレディースの一人が言いがかりをつける。
「いえ、僕らは別に……」
「おじさんたちさ、いいから、財布置いていきな」
「は、はい……」
四人の男たちは、それぞれポケットから財布を出し、リーダーとおぼしき女性に預ける。
「ふーん、大企業の社員さんたちじゃん」
中の社員証を見た、茶髪の女性がいう。
「そうか。だったら、このまま返すのは惜しいね」
「ホテルにでも連れ込もうか」
「この人数で? 入れてくんないよ」
「四つに別れてさ、一人ずつ連れ込めば良いじゃん」
「アイコんとこ、親がホテルやってんだよね」
「うん、アタシもいま言おうと思ってたんだけど、いいよ。たぶんこの時間だったら空いてるから」
「のんなよ」
サラリーマンたちは、渋々女性たちの大型バイクの後ろに乗る。
「涼子、ペニバン積んでるよね」
「もちろん」
「こいつらのケツの穴から血が噴き出すまで、犯しまくってやろうぜ」
バイクは爆音を上げて、陵辱の館へと向かっていく。