妄想ショット

中年練習生を襲う、強打の女子ボクサー

WS001855

陽子の強打が、中年練習生を襲う。

ボクシングジム受講料免除の代わりに、女子ボクサーのスパーリングパートナーを引き受けたのが、間違いだった。

男は後悔したが時すでに遅しだった。

女性のパンチがそんなに軽いはずがなかった。

「これでも相当手加減してるつもりなんだけど……」

陽子は、涼しい顔をしてそういうが、これまで病院送りになった男性メンバーは後を立たない。

「も、もう勘弁してください……許して下さい……」

陽子はそんな男の泣き言が聞こえないふりをして、冷徹に男の顔面やボディに、ハードなパンチを繰り出す。

鍛え上げられた強靱な肉体は、どれだけ男を殴り続けても疲れや衰えをまったく感じさせない。

何よりも、彼女は、図体だけがむやみにでかい男を殴り倒すのが大好きなのだ。

まるで、象を狙ってライフルを構えるハンターのように。