囚人には本来最低限の人権が保障されているはずなのだが、女性看守にはそんなことは関係ない。
暇つぶしに手頃な男性囚人を、懲罰室に引っ張り出し、人間灰皿として使う。
しかも彼に女物のウィッグをかぶせてバカにしながら。
「ついてるものはついてんの?」と、玉を握りつぶしていう。
「は、はい……いちおう」
「本当に、いちおうだね。オマケだろこれは。こんなんじゃ全然使い物にならないわね? そうでしょ?」
「……」
「ほら、私に何か訊かれたらすぐに返事っ!」
革手袋を嵌めた手が、容赦なく彼の頬を打つ。
「口を開けろ、ほら」
「オマエここは、感じるのか?」
乳首を強くつまみ上げる。
「男として役に立たないんだったら、乳首くらいどうにかしろよ」
「ひいっ……看守様お許しください」
女性看守が、煙草の煙を思いっきり囚人の顔に吐き付け、彼は思わず咳き込む。
「ど、どうか、ご勘弁ください。ぜんそくの持病があるもので……」
「知ったこっちゃないわよ」
そういって、さらに煙を吐きつける。
「オマエ、ぜんそくなんていったけど、後で徹底的に調べるよ。嘘だったらどうなるかわかっているだろうね」
最後に、男の舌で煙草の火を消し、吸い殻を口の中に投げ込む。
“Ashtray Prisoner” in sado-ladies.com