ロリとシャネルは、友達同士。
今日は日頃から奴隷扱いしているそれぞれの父親を連れてきた。
シャネルは長い黒髪が魅力的な二五歳。
黒いレース地のドレスに、足元は黒いエナメルのロングブーツだ。
ロリはキュートな二二歳。
黒のノースリーブに黒革のサイハイブーツを履いている。
それぞれの父親は哀れにも鎖につながれて、四つん這いを強いられている。
彼女たちは日頃から凄まじい暴力で彼らを恐怖に震え上がらせているのだ。
「ロリは、その犬にいつも何食べさせてるの?」
「うちは、決まってドッグフード。シャネルは?」
「うちは、水分は、私のおしっこ。食事は、……お察しの通り」
「へえ、それで、生きていけるんだ」
「排泄物だって少しは栄養あるからね。大丈夫みたいよ」
ロリは、自分の父親を足置き代わりに使う。
「タバコ」とシャネルが父親にいうと、彼は急いで用意をする。
「私も」とロリも自分の父親に命じる。
彼らは揃って自分の娘にタバコを差し出し、くわえてもらった先に火をつける。
「ブーツを舐めてきれいにしろ」
シャネルは、平然と父親に命令する。
ロリの父親も片脚を背中に載せたままもう一方のブーツを舐め降ろしていく。
「オマエたち、ぴちゃぴちゃいわせてるだけじゃなくって、しっかり、ピカピカになるまで舐めつくすのよ」
「ワン」
「ほら、オマエも吠えな」
「わ、わん」
「灰皿」
シャネルがいうと、父親が口を開けて近づく。出した舌に、娘は灰を落とす。
「ヒールもしっかり舐めなさい」とロリ。
「はい、ロリ様」
父親は自分の娘にいつも最上級の敬語を使う。でなければその都度殴られるからだ。
「灰皿」
ロリもそういって、父親の舌の上に灰を落とす。
「なに、ゲホゲホいってんのよ」と咳き込むロリの父親を、シャネルが蹴り込む。
「も、申し訳ございません、シャネル様、煙がなにぶん苦手なもので」
「誰もそんなこと聞いてないわよ」とロリも蹴る。
「ごめんなさいね、シャネル。後で好きに鞭打っていいわ」
「オマエたち、今日は二人とも鞭打ちだね。ようし、今から競争して舐めろ。きれいに舐めあげた方だけ、五〇発で許してやる。負けた方は、二〇〇発だ」
「ひいいっ」
「はいっ」
父親二人は、競って、狂ったように娘たちのブーツを舐め始める。
それから、一〇分ほど、みっちり舐めさせた後、「どっちがいいかよくわかんないわ。交代させよう」と入れ替えさせて、最初からやり直させる。
がっかりする二人だが、凶暴な娘たちに逆らえるはずもない。
ロリの父親の不満げな様子を感じ取ったシャネルは、「何か文句あるの?」と尖ったヒールを太ももに突き刺す。
「ああああああっ、お許し下さいませ、シャネル様」
「そいつの腿に穴開けちゃっていいわ、シャネル」とロリ。
「ようし、今度は仰向けで舐めて見せろ」
「そろそろ鞭打ちやらない?」とロリがいうと、「そうだね」とシャネルが乗馬鞭を握る。
「アタシは、一本鞭持ってきてるから」とロリ。
「鞭打ち」がいよいよ始まる予感を察し、懸命にならざるをえない奴隷たちだった。
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