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S女小説 レディーマグナム「逆レイプディルド開発室」

S女小説 レディーマグナム「逆レイプディルド開発室」を電子書籍として出版しました。

内容紹介

女が男を犯すことに特化した最新鋭の逆レイプディルド。その開発に強制参加させられた中年男の悲哀。

女子医大病院に付属する医療素材開発センター内のシリコーン素材研究室の室長として、部下の女子研究員たちを意のままに従えていた藪田昌人(40)。密室に近い研究室内での絶対的な立場を利用し、セクハラ、パワハラ、やりたい放題だった彼は、ほんの出来心から研究費の横領にまで手を染めてしまっていた。一方、研究所では友人のドイツ人女性社長から依頼を受けた女性所長の決定で、女性専用のディルド開発を秘密裏に執り行わなければならなくなっていた。その責任者に任命された美人部長、北川冴子(38)が目をつけたのが、藪田昌人率いるシリコーン素材研究室だった。横領の事実を冴子に突きつけられた昌人は、みるみるうちに転落の一途を辿っていく。女性上司はもちろん、元部下の女子研究員、女家族……その他大勢の女性に虐げられ蹂躙される日々は、まさしく終わりなき地獄だった。

  • プロローグ
  • 第一章 王座からの転落
  • 第二章 男を試す女たち
  • 第三章 妻に犯された男
  • 第四章 女たちの肉人形
  • エピローグ

本文サンプル

プロローグ

「結論からいいますとね、ちょっと厳しいかな、というところです」
 ここ《シリコーン研究室》の室長である藪田昌人やぶたまさとは、不安げな表情をしている今西麻美あさみに意地の悪い視線を送って言う。
「せ、先生、どの部分が悪かったのでしょうか。すぐに再提出しますので」
 女子医大一年生の麻美は目鼻立ちの整った美貌をゆがめて焦る。
 シリコーン研究室は、中央女子医大に付属する医療素材開発センター内の機関で、その名の通り医療用のシリコーンを研究開発する部署である。毎年一名ずつ、中央女子医大から研修生を受け入れているが、修了時に彼女たちはレポートを提出する必要があった。研修実習は、進級に欠かせない単位となっており、合否を決定する権限は室長である藪田昌人にあった。
「どの部分がって言うかね…………ううむ、君、とんでもないことやってくれたよね」
「えっ」
コピペやったでしょ。ほら、この辺とか、地肌や毛穴への影響の部分、化粧品素材としてのシリコーンのくだりの辺り」
「あああ、先生、そ、それは資料としての引用部分で……」
「引用ねえ、にしては長すぎない? レポートの本編に入れ込むにはさ」
 そう言われては仕方ないが、藪田の指定した膨大なレポートの枚数は、そうでもしなければクリアできそうになかった。
「延べ十日ちょっとしかない研修結果から、この分量のレポートを起こすにはちょっと情報不足で……」
 麻美は形の良い桃色の唇を噛む。
「何それ? 僕のカリキュラムにいちゃもんつけるわけ?」
「……い、いえ……そんな意味じゃ……」
「情報を読み取る力がないんだよ、あなたに。適当にやっても単位取れるってことになったら、この研究室の信用低下になるから、悪いけど……」
 昌人はすげなく話を打ち切ろうとする。
「先生、なんとかなりませんか……私、留年ってことでしょうか……」
 ここの研修単位は、二年次進級に必須の単位だ。
「コピペは悪質だからね……」
 そう言って藪田はさきほどから机の脇に立たせたままの麻美の顔をまじまじと見る。人形のように整った顔立ちがいまにも泣き出しそうである。白衣の下はどのようになっているのだろう。美しい顔と白衣から出たスラリとした脚が魅力的なことだけは分かっている。
「先生……」
 麻美は翻意を促すようにじっと藪田の目を見つめる。何としても留年は回避しなければならない。高い授業料を払ってもらっている郷里の親に合わせる顔がない。
「あっちで少し話しましょうか」
 藪田は研究室の内鍵を閉めると応接ソファに麻美を案内する。
「あ、白衣脱いで」
 藪田は自分も白衣を脱ぎながら、ソファに座るときは当然だとでもいうふうに麻美に告げる。
「あ、え、でも……」
「どうした?」
「下着だけなので……ご、ごめんなさい……」
 麻美はこの季節、いつも白衣の下は、ブラとショーツだけを身につけているのだった。
「……僕はかまわないけど……」
「そ、それは……」
 麻美は眉毛をゆがめる。
「白衣脱げないなら、このソファには座れないよ。ソファに座れないなら、話はできない。いいの? 僕と話をしとかなくて」
「先生……」
「早く」
 じっと見つめる藪田の視線に押され、麻美はゆっくりと白衣を脱いだ。水色のブラジャーとビキニショーツ。ストッキングは履いていなかった。
「いや、恥ずかしい……」
 麻美は大きな胸を腕で覆うように隠す。
「ほら、そんなの人と話すときにする姿勢じゃないでしょ。腕下ろして、ここに座りなさい」
 藪田昌人は自分の隣をポンポンと叩いていう。
「……あ、はい……」
 しかし麻美が座った途端、昌人は彼女を押し倒し、一気に唇を無理矢理重ねようとする。
「あああっ、先生っ、何するんです、やめてくださいっ……」
 激しく首を振る麻美の顔を両手で押さえて正面を向かせる。
「今西君、君のことが好きなんだ。キスだけさせてくれないか。レポートは合格にする。約束するよ。ね、いいだろ」
 好きだと言われて、麻美は思わず抵抗の力を緩めてしまう。小柄ではあるが、男性として嫌いなタイプではなかったのだ。
「ほ、本当ですか……」
 麻美が潤んだ目でいう。
「うん、ホントだよ……」
 次の瞬間には、昌人は麻美のぽってりとした薄桃色の唇に己の唇を押し当てていた。今度は抵抗の気配がない。しかしそれは受け入れているというよりはじっと我慢している様子であった。昌人は舌を伸ばして麻美の前歯を押し開けるようにして中に侵入させる。
「うううう……」
 想定外のディープキスに麻美は戸惑う。かまわず昌人はブラジャーの上から、麻美の乳房を撫でるように揉む。
「あああああ……先生、駄目、です……」
 麻美の口が緩んだところにさらに唾液を送って濃密に舌を絡ませる。
 フロントホックが外され、張りのある乳房が露わになる。
「くううう……」
―――約束が、違う……
 目を見開いて抗議しようとする麻美の口を封じるように昌人はさらに執拗でねっとりとした接吻を続ける。続けながら、麻美の両太股を脚で挟み込みソファの上に完全に乗せて跨がった。ようやく唇を外すと、すかさず両乳を同時に揉む。
「はううううっ……せ、先生、やめてくださいっ、約束が違います……」
 麻美はミディアムスタイルの柔らかな髪を左右に振り乱して叫ぶ。
「気が変わったよ。もう少し、君のことが知りたいんだ。いいだろ……」
 二本の指で乳首を挟み虐めながら、弾力のある巨乳を揉みしだく。
「はううっ、あああん……」
「うん、乳首の感度は良好のようだね」
 昌人は麻美の右胸に集中し、左手で揉みながら、人差し指の腹で乳頭をコリコリと転がすように刺激する。
「くわうううっんんっ……」
 麻美はいまだ左右に首を振りながらも、抗議の言葉をもはや口にする余裕がない。
「ほう……乳首が、麻美ちゃんの弱点なんだね。評価欄に書き加えておこう」
 昌人はそんなジョークをうそぶきながらさらに手を下ろす。ショーツの上から割れ目をスーッとなぜていく。
「はううううううっ……」
「うん、湿ってるね。これは」
「……んんんん……だ、駄目……」
「駄目じゃないでしょ、もうここまできたら……」
 昌人は麻美のショーツの中に手を入れ、茂みに覆われた秘部をまさぐる。
「はうあああああっ……」
「濡れまくってるじゃない。中央女子医大の学生さんは、みんなこんななの?」
 実は薬学部出身である昌人は女子医大の生徒には並々ならぬコンプレックスを持っていた。自分の上司を含め、彼女たちは女のくせに、簡単に上位の役職を手に入れることができるのだ。いま自分の下にいる麻美だって、ひょっとしたら将来自分の上司になる可能性がある。そうならばもっと大切に扱う必要があるのかもしれないが、そんな余裕はいまの彼にはなかった。
「ああああ、違いますっ、も、もうホントに、先生、これくらいで……」
「だめだよ、もう止まらないよ。医学生だったら、男の性衝動がどれくらいのものかくらい、知ってるでしょ。授業で習わなかったの?」
「……そ、そんな授業ありませんっ……」
「そっか、じゃあ、僕が教えてあげるよ。そうだ。これを補習ということにしよう。補習に合格できれば、レポートの単位をあげるよ……」
 そう言うと昌人は麻美のビキニショーツに両手を掛けて、一気に引き下ろした。
「はうああああっ……や、やめてえええ……」
「ちょっとうるさいなあ、君は」
 いくら独立棟にある防音済みの施設とはいえ、こんなに大きな金切り声を出されれば、通りがかりの警備員に気づかれないとも限らない。昌人はソファ下に隠しておいた手錠を取り出すと麻美の体をソファから下ろし、後ろ手に拘束した。
「な、何をするんです……」
「だから、うるさいってんだよ」
 床に落ちていた水色のショーツを拾い上げると小さく丸めて、愛らしい口のなかに詰め込む。昌人の顔にサディスティックな笑みが浮かぶ。
―――うくうううううっ……
 あまりの凶行に目を白黒させる麻美の口を長めのスポーツタオルで覆い後頭部で結んで猿ぐつわをさせる。何もかもあらかじめ想定し準備して置いた段取りだ。
 麻美は床に額を着け、尻を突き出した惨めな格好でうめき声を上げている。
「そらっ」
 昌人は麻美の胸の下に両手を入れて抱え上げると、向きを横に九十度回転させ、うつぶせせに上半身をソファに預けさせた。そして、彼女の後方に立って、自身のベルトを外し、ズボンとパンツを一気に降ろす。
「麻美、安心しな、すっかりオマンコぐしょぐしょになってるみたいだし、もう半分合格だ」
―――うむううううううっ……
 麻美は呻きながら、体を左右に揺さぶって抵抗しようとするが、昌人に腰をしっかりつかまれる。
「さてと……」
 立て膝をついた悪徳室長が、いきり立ったペニスの亀頭を、すっかり濡れそぼった女子医大生の陰唇に押し当てる。
―――うううううううっ……
「じゃあ、一緒に、レポートを仕上げましょうね」
 昌人はそう言うと一気に腰を突いて、自身のものを根元まで教え子の膣に埋め込んだ。

第一章 王座からの転落

☆ 一

「うら、うら、うら、うらあっ……」
 昌人の腰が麻美の尻をパンパンパンパンと激しく打ち付ける。
「あっ、ああっ、はうあっ、あああん……」
「だいぶ、いい音色を上げるようになってきたな、今西君」
「あああん、藪田先生、も、もう……駄目ですぅ……」
 麻美は初めてレイプされて以来、毎週、この研究室へ来る度に、昌人に犯され続けている。今日も全裸にさせられ、打ち合わせテーブルに上半身をうつぶせる格好で、バックからもう長いこと昌人の抽送を受け続けている。
「駄目じゃないだろ、いいオマンコしてるよ、今西君は。このキュッと締め付けてくる感じがたまらないねえ……くううっ……」
 昌人は前後の抽送に回転運動を交えていく。
「あああっ、先生、ああっ、いやああっ……ああん……」
「奈美恵っ!」昌人は右側のデスクで研究にいそしんでいるロングヘアの研究員、浅田奈美恵を呼ぶ。「内鍵はちゃんとかけてるだろうな」
「は、はいっ……」
 二十八歳の奈美恵は念のために席を立って確認した。
「大丈夫です、先生……」
「お前も早く入れて欲しいんだろ?」
「い、いえ……私は……」
 眼鏡を掛けた美人は、顔を赤らめてうつむく。
「分かった。仕事に戻れ。あとでたっぷり、ぶちこんでやるよ」
 その会話中も、麻美の膣にゆっくりとした抽送を続けている。
「沙樹っ!」今度は左側のデスクでレポートを作っているショートヘアの研究員、二十五歳の新垣沙樹に声をかける。「数値はまとまったか?」
「あっ、は、はいっ、だいたい揃ってます……」
 色白の白衣美女は、振り返って返事をする。
「見せてみろ」
 沙樹がグラフ資料を持ってくると、魔羅をずっぷりと挿入した麻美の尻の上を指さして、「ここに置け」と命令する。
「あ、は、はい……」
「バカヤローっ、そのまま置いたら資料が濡れちまうじゃねえかっ。興奮してるコイツの汗でよおっ」
 昌人はわざと大きな荒くれ声を出し、女たちを怯えさせる。
「す、すみません……」
 奈美恵も沙樹もすでに麻美がくる以前から、昌人の掌中にあった。彼は室長という立場を最大限に利用し、女性研究員たちを性奴隷化していたのだった。
 沙樹は、まずクリアファイルを二枚並べて、麻美の尻の上に、申し訳なさそうに敷き、その上に資料を載せる。老眼ぎみの昌人にはちょうどいい目線の距離だった。抽送を一時ストップさせる。しばらく眺めて、少し考える。
「沙樹よ、このBの12から15までの数値。これじゃ、つじつま合わねえだろ」
「は、はい……でも、何度やっても、そこまでしか理想値に近づかなくて」
「バカヤロー、無理矢理にでも合わせろっ。こんなデータじゃ、上からの予算が満額降りねえじゃねえか」
「は、はい……」
 不条理な昌人の指示だが、逆らうことはできない。沙樹が麻美の尻の上の資料を回収して、席へ戻ると、再び激しい抽送を始める。
「はああっ、ああん、あん、あん、ああん……」
 麻美のかん高い喘ぎが、またもや研究室にこだまする。研究室は、実験装置の騒音が出ることを理由に昨年昌人が予算を申請し、防音工事が施されていた。
「ようし、今日は立ちバックでフィニッシュといくか」
 昌人はそう言うと麻美が打ち合わせデスクを抱えるようにして左右に伸ばしていた腕を取り、すばやく両手首をつかむと、彼女の体を机から引き剥がして後退する。
「ほらっ、脚は開いたままだっ」
「……ああっ、は、はい……」
 腰を下から入れ直して、挿入を安定させ、ゆっくりと打ち合わせテーブルを一周する。麻美は少し脚を開いて、昌人のペニスを膣に埋め込まれたまま、よたよたと歩みを進める。
「ほら、ほら、犯され麻美が研究室を巡回するよ……」
「はうっ、ああん、はああん、せ、先生、やめて……恥ずかしい……ああん……」
「よがりながら何いってんだよ。そうだな、自分の口で言ってもらおうか、そのかわゆいお口でな、ははっ」
 昌人はそう言って両腕をぐっと引きつけると、麻美に耳打ちする。
「い、いやですっ……そ、そんなこと言えませんっ……」
「いいのか? 言うまで終わらないよ。何周だってやらせるから。今西君、いい加減、僕の性格分かってるだろ。どうなんだ」
 昌人はバイアグラで増強したペニスを強く打ち付ける。
「はううっ……あああ、い、言います……な、奈美恵さん、さ、沙樹さん、い、淫乱麻美は……ま、昌人先生の太いチンポなしでは生きていけません……い、いまから研修室を一周しますので、恥ずかしい姿を見てやってください……あああ……はん、あああん……」
「そら、一回だけじゃないぞ、ずっと言い続けるんだ」
「は、はい……な、奈美恵さん…………」
 麻美は昌人の言う通りに立ちバックで犯され研究室を巡りながら、恥ずかしい台詞を繰り返す。
「ほら、お前たちも呼ばれてるんだから、しっかり見てあげないか。真面目にやりゃいいってもんじゃねえぞ、結果を出しつつ、要領よくやれっ、いつも言ってるだろうがっ」
 またもや、最近凝っているヤクザ映画に影響を受けた言葉遣いを女たちに浴びせる。二人の研究員は手を止め、体の向きを変えて、室長に犯されまくる研修生に哀れみの眼差しを送る。
「ようし、いくぜ。そこに手を着けっ」
 ソファ脇の壁に麻美の両手をつけさせ、激しい抽送を開始する。まだそんなに男慣れしていない十九歳の膣は締め付けがよく、昌人はあっという間に欲望を白濁化して彼女のなかに放出してしまう。
「うううっ、くうううううっ……ふわあああっ……」
「はああああん、あああああん、あああああっ……」

「ようし、じゃあ、いつものように、後片付けしてもらいましょうか」
 昌人は前をはだけた白衣を脱いで全裸になり、ソファに浅めに座ると大股を広げる。最初のうちは拒絶していた麻美だが、もはやそれが無駄なことだと分かっているので、素直にザーメンまみれのペニスを口に頬張る。
「ちゅぱちゅぱ吸って、きれいに舐め取ってちょうだいよ」
 麻美は汗で額に張り付いた髪を後ろへ何度か拭うと意を決して掃除フェラチオに取り組んだ。
「僕のミルク、残さずゴックンしてね」
 言う通りにしないと、またヤクザのような口調で怒鳴り散らされることは分かっている。早く仕事を終わらせた方が得策だと分かっている麻美は一生懸命、室長が放出した精液を喉に送っていく。
「ようし、じゃあ、いつものコースいくか。どっちがキスだ?」
 それを聞いた途端に、奈美恵と沙樹の体がびくつき、二人同時に席を立ち、こちらへ駆け寄ってくる。
「わ、私が……」
「先生、わたくしにさせてください……」
「おい、おい、そんなにせがんでくるなよ。じゃあ、先に全裸になった方にキス権をやろう」
 奈美恵は今日も昌人がこのゲームを行う可能性があると思い、通常は身につけている服を着ずに、白衣の下はブラとショーツだけにしていた。白衣のボタンを速攻で外して脱ぎ、沙樹の方を見て驚く。
「奈美恵、残念だったね」昌人があざ笑うように言う。「沙樹の方が一枚上手だったよ」
 白衣の下を全裸にしていた沙樹が、まっさきに昌人の唇を求めてきて、昌人もそれを受け入れる。
「おいおい、慌てるな」
 昌人が唇からショートヘアの沙樹を剥がすようにして苦笑する。昌人は麻美を床に仰向けに寝かせると、上から顔を跨ぐようにして、バイアグラのおかげでまだいくぶん勃起したままのペニスを口腔に無理矢理押し込む。
「まだ残り汁が出るから、しっかりしゃぶって、飲んでくれ。な」
 そう言って、麻美の頭の上方、少し離れた位置に仰向けに寝させた沙樹に覆い被さるようにして、ディープキスを始める。残った奈美恵は屈辱の仕事を始めなければならなかった。眼鏡を外すと、麻美の下半身をまたいで屈む。いまから、目の前にある昌人の尻の穴を舐めなければならないのだ。
「くうううっ、いいぜ、たまらん……」
 研修生の麻美にペニスをしゃぶられ、沙樹の口腔でねっとりと舌をからませあい、そして、ロングヘアの奈美恵にはアナルに舌を突っ込んでもらう……。まさしく至福の瞬間を堪能していたそのとき、防音ドアをノックする鈍い音がかすかに聞こえた。
「せ、先生……」
 奈美恵が思わず、声を掛ける。
「かまうもんか、続けろ」
 誰が尋ねてきたのか気にはなったが、若い美女たちによる至極の4Pプレイを中断するつもりは毛頭なかった。
 しばらくして、研究室の電話が鳴る。十回ほど鳴って、止んだが、再び鳴り始める。ここが留守でないことを知っているのか、それともよほどの緊急の要件か。昌人はしぶしぶ、奈美恵に応答するよう指示する。
「はい、藪田研究室です……あ、北川部長……は、はいっ、すみません……」

☆ 二

「ぶ、部長、どうもすいませんでした……」
 藪田昌人が、研究室に訪れた北川冴子に下卑た笑みを浮かべる。年齢は昌人より二つ下の三十八歳。その若さでしかも女性ながら、整形外科系の医療素材研究を統括する第三研究部の部長である。研究員教育には厳しく、男女年齢関係なく叱咤できる長身美人である。
「みんないたんでしょ。どうして鍵なんて掛けてるわけ? それって、いつも?」
 白衣の美女は、応接ソファに腰掛けると向かいの昌人に開口一番そう問い詰めた。
「い、いえ……たまたま全員研究に没頭していまして。そんなときは、集中を高めるために鍵を掛けることがありまして……」
 昌人の苦しい言い訳に、冴子は疑念の目を向ける。くっきりとした目の上には優雅ながらも力強い眉、鼻筋がスッと通り、適度なボリュームのある唇は完璧な造形を呈している。正統派美人とは彼女のことだろう。冴子は昌人を始め女性研究員の妙に汗ばんだ肌や乱れた髪、呼吸の荒さなどに違和感を覚えたが、いまは追求しないことにした。いずれこの研究室が閉鎖になることは間違いないのだから。
「まあ、それはいいわ。あなたに至急尋ねたいことがあったから来たの」

S女小説 レディーマグナム「逆レイプディルド開発室」