S女小説 仮面の撫子「凜々しく激しい女たち」を電子書籍として出版しました。
内容紹介
世が絶対的な女性上位へと移ろう時代。美人店主に一目惚れして花屋へと転職を望んだ中年男の哀れ。
細谷精一(42)が勤務する「男性センター」は、女性上位の世の中で、男性の権利を保護する名目の施設であったが、その役割は名ばかりであり、実態はその組織内においてさえ女性による男性部下への凄まじいパワハラやセクハラが横行していた。さらには、男子は基本的に女性上司全員の同意がなければ年毎の雇用契約を更新できない仕組みである。職にあぶれた男たちを待っているのは、残忍な女性看守たちが鞭を振るう強制労働所だった。毎年、役立たずとみなされた多くの中年男性が解雇され、地獄行きを命じられていた。精一は女性上司たちのデスクに毎週花を飾ることで彼女たちの機嫌をなんとか伺ってきたが、それにも限界を感じていた。そのようなとき、行きつけの花屋で目にしたのが、「スタッフ募集」の張り紙だった。以前からその美人店主、水城彩香(26)に想いを寄せていた精一は、ついぞ転職を決心をするも、それが吉と出るか凶と出るかは、女神のみの知るところであった。
第一章 告白して叱られて
第二章 犯されて殴られて
第三章 踏まれて打たれて
第四章 怒られ飲まされて
第五章 突かれ掛けられて
第六章 嘲笑われ嫐られて