白いコートに黒革のロングブーツ。男のアパートに土足のまま上がってきた若い女性は、白いパイプ椅子に腰掛ける。女性の仕事は借金取り。「いつになったら払ってくれんの?」。男は手持ちのお金が無いことを一生懸命アピールするが、女性は聞く耳を持たない。何でもしますから、今日のところは勘弁してくださいと哀願する男に、女性は、「私のブーツの靴底なめな」とあざ笑うようにいう。舐めたら一日だけ返済を待ってくれるという取引に応じ、男はいわれたとおりになんと女性のブーツの靴底を舐める。女性は真性サディストであった。金融会社の窓口担当として勤めていたが、半年前、自分から志願して回収業務に転属した。返済が遅れた客には男だろうが年上だろうが容赦ない。相手を震え上がらせる恫喝や空手二段の打撃や蹴りを駆使して、抜群の回収率を誇っている。少々のことをしても、大丈夫だと思われる気弱な男には、バッグにこっそり忍ばせた犬の首輪を取り付ける。この日もこのいいなりの男に黄色い首輪とリードをつけた。舐め方が悪いと、ブーツのつま先を口の中に突っ込んだ上で、リードを強く引っ張る。男は、うぐぐぐぐぐっと声にならない声を上げ、恐怖心に包まれる。女性と思って甘く見ていた。こんなことなら、他から借りてでも、お金を準備しておくべきだった。男は深く後悔する。一方女性の方は、ひとしきり男を虐待した後、ブーツの脚をT字に組み、さらに靴の裏をなめさせたり、土下座させたりして、最大限の屈辱と恐怖を与える。舐め方が気に入らなければ、顔を蹴り倒し、体を踏みつけ、さらなる暴行を加える。この日はそれが夜遅くまで繰り返された。男はもはや発狂寸前である。
教え子にペニバンでアナルを破壊される男教師
自分が受け持つクラスの女子生徒五人に屋上へ呼び出された中年の男性教師は、日頃の態度が悪いと女生徒たちに暴行を受ける。女生徒たちはプライベートで履いているロングブーツを学校に持ち込んできていて全員がローファーを脱いでそれに履き替える。担任に焼きを入れるためだ。さんざん殴る蹴るの暴力を振るい、何でもいうことを聞く状態にした後、女生徒たちは、こともあろうにペニスバンドを股間に装着する。最近の女子高生は、こういう道具も平気で入手できるらしい。そしてそれを担任の男教師に、フェラチオさせる。「オラ、咥えろ」。ブーツにペニスバンドにセーラー服、最高にアンバランスな組み合わせのはずだが、なぜか美しい女子高生たちにはそのスタイルがとても似合っている。北海道では女子学生のブーツ通学が認められているようだが、じきに全国に波及することになるかもしれない。そうなるとこういう光景も日常茶飯事となるのだろうか。さらに屈辱的なことに、バックからペニスバンドで、教師は教え子の女子に犯される。「おら、入ってるぞ」。男言葉で、教師をあおる女子生徒。あ、あああ、とあえぐ男教師の声を聞いて、周りの女生徒たちが大笑いする。あああ、は、はいるう。「わーっ、超キモいんだけど」。女生徒が腰を振るたびに、あ、あっ、あっ、あっ、と男教師は女性みたいに声を上げる。さらには「こっちも咥えろ」と前の方で、別の女生徒がペニスバンドを教師の目の前に突き出す。いうとおりにしないとまたリンチされると思い、男性教師はあわてて、その黒い巨大なペニスを口に含む。「気色悪う」と思わず周りから声が上がる。「上も下も攻められててどうだ、オマエ」。男性教師にとっては、最悪の放課後である。「高速ピストンいくぞ、おらあ」。男は、二回りほど年下の女子生徒にアナルを破壊されてしまう。
ブーツのつま先を、口中にねじ込む
「口開けろ」ロングブーツを履いた女性が、男に命令する。その口の中には、外をさんざん歩いてきた土足ブーツのつま先がねじ込まれる。男を机の上に仰向けに寝かせ、最初は口元を踏みつける。男を見下ろす女性の眼差しには、軽蔑と残酷さが入り交じっている。鴨居を持って体を安定させると、開いた口の中にブーツのつま先を容赦なく突っ込む。そしてこじ開けるようにつま先を左右に揺らす。「ちゃんと咥えろ」ブーツはまるで女性にとってペニスのようなものだ。これは男に屈辱を与えるための武器である。下あごをしっかりと踏み込まれ、てこの原理で、上あごが押し上げられる。痛みとともに顎が外れる恐怖が男を襲う。ブーツに着いた泥や汚れが、喉奥深くに入り込んでいったのか、男は激しく咳き込む。「ちゃんと咥えろっていってんだよ」女性はいらつき、さらにつま先を男の口深くに押し込む。男の口の中がブーツでいっぱいになる。革の味が屈辱と共に広がっているだろう。ショートヘアの女性は、スリムな肢体を持った美人である。ロングブーツがよく似合っている。運動神経が優れた女性は、姿勢がよく、骨格がしっかりとしていて、脚もしっかり締まっている。だから、ブーツがピッタリとフィットするのだろう。女性は、男の口の中からブーツのつま先を外そうとしない。絶対に許されないことをこの男はしてしまったのだろう。頭の中は後悔でいっぱいだ。カカッ、コーッ、カ、ハハアーッ・・・・・・とんでもない異物を挿入されて、口の中には唾液があふれている。男は声にならない声を上げる。女性はブーツのつま先を激しく動かし、男の苦しみを楽しんでいる。ハア、ハアアアン・・・・・・。男はあまりの情けなさに泣き声を上げる。「あああ、ひどい・・・・・・」女性は、「フン」と鼻で笑い、さらにつま先をねじ込もうとする。「フフン」。カーッ、ハハーン。男は抵抗の術がない。「情けねえな、オマエ」女性はついに笑い声を上げる。「ちゃんと咥えろって」おそらく日常的にこのようないじめを受けているのだろう。男の顔には、絆創膏がいくつも貼られている。「わかってんのか自分がしたことを」「反省しています」口の中にブーツを突っ込まれているので、なんといっているのかはっきりしない。「ちゃんといえよ」女性の不条理で冷酷な命令が続く。「反省しています、どうか許してください」「ちゃんといえ、こら」ブーツのつま先が口の中で回転する。「ああああ、どうか、ゆるひてうらはい」女性が静かな笑みを浮かべて思いっきりつま先を突っ込むと、肉が裂ける鈍い音がした・・・・・・。
履いたままのブーツを男に磨かせる
電車の座席に座って読書をする二十代の女性に、靴磨きの男が仕事をねだる。女性が履いているのは、つま先がとがったハイヒールの黒革ロングブーツだ。仕事にありついた男は、さっそく、脚を組んだ女性の右脚のブーツを磨きはじめる。当然ブーツは履いたまま。女性は脱ごうとするそぶりさえ見せない。足元で男にブーツを磨かせたまま読書に戻る。失礼のないように、慎重に丁寧にブーツを磨く男。きちんと磨けているか、女性の鋭い視線が時折男を射る。もう片方の脚をきっちり磨かせた後、女性は「いくら?」と男に問う。値段を聞いて、財布から小銭を取り出すと、女性は男に恵むようにして渡す。男は仕事をいただいたことへの感謝と次への期待を込めて、ぎこちない笑みを浮かべる。女性は蔑むような視線を返し、再び本の世界へ没頭する。
極刑を免れたいがために必死で女性看守のブーツを舐める
大柄な女性看守はつま先のとがったロングブーツを身につけている。裁判にかけられた哀れな男は、女性への忠誠心を証明するため、女性のロングブーツを舐めることを強要される。長身女性の威圧感におびえながら、必死でブーツに舌を這わせる男。「ああ、はっ、ああ・・・・・・」命乞いともとれるうめき声を上げながら、下から上へと舐め上げていく。つま先を舐めてないことを見て取った女性は、腰をかがめ男の頭を押しつけて、まんべんなくブーツを舐めさせようとする。ブーツの足首のしわに舌先を入れ込んで、まるで、ブーツを掃除するために生まれてきたかのように、一生懸命女性の足元に奉仕する。女性は、反対側のブーツも舐めるよう、脚を男の顔の前に入れ替える。「はっ、はっ、はっ・・・・・・」犬のような男の吐息が、静かな空間に響き渡る。今度は、つま先の方ばかり舐めている男の首輪につないでいる鎖を引き、まんべんなく舐めさせる。ダメな男は、ブーツの舐め方も知らなかったようだ。これでは極刑は免れないだろう。
立て膝ブーツで男を犯す
身長174センチ、二〇代前半の女性が、黒いペニスバンドをつけて、無理矢理男をバックから犯している。黒革ロングブーツを履き片膝を立てて腰を突き出すさまは、まるで、捕虜を蹂躙する鬼軍曹を思わせる。「おら」
「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア・・・・・・」男は女性の腰の動きに合わせて高いよがり声を上げる。「はあああ、あはあ、うふう、ひぃいい、あ、ひい、うううっ・・・・・・」男は、気持ちいいのか苦しいのかよくわからない。女性は時折、立てる膝の脚を変え、男の腰を両手で持って、哀れなアナルを犯し続ける。「ひいいいいいっ、ハッハッハッハッ」「ほら、ズボズボはいってるよ」女性は笑いながらいう。女性がさらに腰の動きを高速化すると、男は「うわあ、あっあっあっあっ」と断末魔のような声を上げる。女性が最後に、深く数度突くとそれにあわせ、「あっ・・・・・・ぎゃっ・・・・・・あっ」と声を上げ、床にひしゃげ、痙攣したように顔をひくひくさせる。腰を抜いた女性の股間には、男を破壊した巨大な黒いペニスがぶら下がっている。
バレーボールのようにビンタされる中年男
「何、その顔?」二〇代半ばの美しい長身女性が大きな手で、気をつけの姿勢にさせた中年男の額をつかんでいる。「はい」「え?」「いいえ」「いいえ?」女性は男の額を押す。「はい」「どっちだ」というやいなや、パーンと大きな音がして、男は思わず「うおあっ」と声を上げる。女性の強烈なビンタが、男の頬を襲った。元スポーツ選手の女性は、身長が一七五センチあり、その立ち姿も美しい。「ねえ」「はい」すかさず、パーンと次のビンタが炸裂する。「ふあっ」さらに反対側からパーン。「んむっ」もう一度右手でパーン。「んっ」「どっち? はい? いいえ?」「は、はい」もう一発パーン。「ううっ」「え?」パーン。「うわあっ」男は女性から体を逃がすようにうなだれて、血だらけになった口の中を確認する。「おら」女性は、男の額に手をかけ、元通りに頭を上げさせる。女性は冷笑を浮かべ、さらに強烈な一撃を真っ赤になった男の頬に浴びせる。「うはああっ、あっ」「ふふ」さらに反対側からパーン。「うわああっ、ああっ」男は顔を押さえて、女性から体を反らす。「うわああっ」そのまま床にひざまづく。女性のビンタには全く容赦がない。さらに追い打ちをかけるように、女性は、男の背中を長い脚で、強く蹴り降ろす。「うおおおおっ」
パンティショット・スペシャル ザ・ミニスカブーツ
S女小説「サディスティックブーツ 」
内容紹介
女性グラフィックデザイナー佐々木奈美恵が、恋人の中年フリーター田山裕太を支配し、奴隷婚をもくろむ。S女M男に捧げる女王様ストーリー。
女性たちによる虐待内容(鞭打ち・ビンタ・騎乗位逆レイプ・ブーツ磨き・踏みつけ・強制奉仕・ペニバンフェラ・ペニバン逆レイプ・殴打・蹴り・強制飲尿・言葉による精神的虐待)
軽蔑
教育
懲罰
蹂躙
本文サンプル
軽蔑
街では長いブーツ姿の女性が目立つようになってきた。
十月半ばの昼少し前、田山裕太はレストランのテーブルで、恋人の佐々木奈美恵を待っている。
五階から繁華街の人通りが見下ろせるこの席は、奈美恵のお気に入りだ。時間だけはいくらでもある裕太は、約束より早めに来て、恋人のために席をキープしている。
しばらくスマートフォンのニュースで時間をつぶしていたが、やがて窓の下を行き交う人の流れに目をやりながら考え事を始めた。
田山裕太は、今年で三十三歳。地方の私立大学を出て、営業職についたものの、生来の根気のなさが災いするのか、だいたい一、二年、長くて三年ごとに転職を繰り返し、ついにこの春、フリーターになってしまった。なんとかしなければいけないとはわかっていながらも、いまの裕太にとって、正社員はかなり高いハードルになっていた。
裕太は、人通りのなかから、奈美恵が歩いてくるのを見つけた。身長が一七〇センチ近くあり、よく目立つ。横断歩道を渡って、裕太のいる雑居ビルに入ってきた。
佐々木奈美恵は、フリーランスのグラフィックデザイナーである。印刷物やウェブサイトのデザインを手がける仕事だ。もともと、会社に所属していたが、得意先からの後押しもあって、二年ほど前に独立した。センスがあり、仕事も早いと、クライアントの評判は上々だ。年齢は二十九歳で、裕太の四つ下である。
ほどなくして、店の入り口に奈美恵の姿が現れた。手を挙げた裕太に気づいて、そのままこちらに向かってくる。ややブラウンがかったショートヘアがよく似合う彼女に、店内の客の視線がいくつか向かったのに裕太は気づいた。よくあることであるが、裕太は誇らしくもあり、そのたびに不安も感じる。
奈美恵のお気に入りメニューは、スパイスの利いたスリランカカリーだ。裕太も同じものを注文し、食後のコーヒーを会話と共に楽しんだ。話している途中、奈美恵の携帯に立て続けに二本の電話がかかってきた。どちらも仕事の話のようだ。奈美恵はずっと忙しそうで、服装やアクセサリーもいつもよいものを身につけている。売れっ子はうらやましい。目の前の魅力的な彼女を見て、裕太は改めてそう思った。
奈美恵の電話が終わるのを待って、裕太は言おうかどうしようか迷っていたことを口にした。
「ちょっと頼みがあるんだけど・・・・・・その、ナミちゃんのつてで、ライターの仕事とかあったら紹介してくれないかな」
「え? 裕ちゃん、そんなことできるの?」
奈美恵は、目の前のフリーターの顔をまじまじと見た。
「いや、広告の文章みたいな専門的なことは無理かもしれないけど、雑誌みたいな軽いノリのなら、できそうな気がするんだ。ほら、僕もの書くの好きだし」
裕太の文章といってもブログしか見たことなかったし、特に文才があるように感じたこともなかった。奈美恵は、なんだか自分の仕事を軽く見られたような気になって、少し気分を害した。
「わかった、なんかあったらきいとく。でもあんまり期待しないで。不景気だし、プロでもなかなか仕事がない時代なんだから」
裕太は黙ってうなずくと極めて言いづらいが言わなくてはいけないセリフを続けた。
「あと、こないだ借りたお金だけど・・・・・・」
「いいよ別に、いつでも・・・・・・」
「ごめん、ありがと」
裕太は、テーブルに頭をつけるようにして、奈美恵に礼をした。
「やめてよ・・・・・・じゃあ、私、打ち合わせがあるから、お先ね」
奈美恵はテーブルの上の伝票をとって、さっとレジの方へ向かっていった。
「ごちそうさま」
裕太は、小さい声でそういうと、奈美恵の後ろ姿を目で追った。会計を済ませた彼女がこちらを見たような見ないようなそぶりで出ていった後、急にわびしさがこみ上げてきた。
奈美恵は、レストランを出ると、そこから歩いて五分ほどのKM出版に赴いた。KM出版は、奈美恵の主要クライアントで、元々は印刷会社だったのだが、十年ほど前、いまの社長に交代してから、音楽イベント関連や印刷物制作の分野で成長してきた会社である。
打ち合わせの相手は、広告制作部で部長を務める小山という男だ。クリエイティブな仕事についている割りに、センスがなく、話に筋も通ってないくせに、ネチネチとしつこい。奈美恵が一番嫌いなタイプである。
エレベータで七階まで上がり、受付電話から内線番号を押す。若い女性スタッフが出て、すぐに取り次いでくれた。
「いまいきます」という返事をもらって、受話器を降ろすと、ほどなくして、小山が出てきて、入り口近くのパーテーションで仕切られた打ち合わせエリアに通された。
小山は、縮れ毛で頭頂部が薄くなってきている五十男だ。
制作の実力はないくせに、交渉に長けていると見られているのか、一応制作部のトップにいる。上にはゴマをすり、下には厳しく当たる典型的な手合いである。
彼の本来の立場からいって、直接制作に関わることはないはずなのだが、もともとディレクター出身ということでなにか仕事を見つけては、奈美恵にもちかけてくる。
今回の案件は、会社案内のパンフレットデザインである。奈美恵が、大まかなデザイン案を出しておいたものに、細かい注文をつけてくる。
「クライアントさんには見せられたんですか?」
一通り話を聞いてから、奈美恵が口を開いた。
「いや、まだだけど」
小山は少しおどおどした様子でそういった。
(センスのかけらもないアンタなんかに指示されたくないんだけど)
そう思いながらも、一応取引先の意向として、奈美恵は無言でしぶしぶ了承の態度を示した。
しかし、この男は、さらには見積もりの値下げも要求してきた。
「え?」
奈美恵は、(ここまで仕事を進めていて、いまさらですか?)とでもいうような表情をあからさまにした。
「うちの他の仕事で、取り返してもらえないですかね。イベント系の方でも頑張ってるんでしょ」
確かに他のディレクターさんたちとはうまくいっているし、そのつながりには傷をつけたくない。大人の対応で、一応納得をするふりをして打ち合わせ室をでたが、奈美恵は腹立たしく、悔しくて仕方なかった。
この小山という部長といい、頼りない裕太といい、男なんてホント、くだらない。
それから一週間後の夕方、奈美恵は裕太を連れて、KM出版を訪ねた。
今日は興行部で、小山がいる制作部とは別フロアだ。興行部には、扉のあるきちんとした打ち合わせ室があった。
その打ち合わせ室で待っていると、ノックの後、ひとりの女性が入ってきた。身の丈は裕太より高く、奈美恵と同じくらいの長身だ。
伊東友子というその女性は、褐色の肌を持つ美しい、二十代半ばほどのディレクターである。
裕太は、自宅のプリンタでつくった名刺を差し出した。
「ラ、ライターの田山と申します・・・・・・佐々木さんからお聞きしているかと思いますが・・・・・・まだあまり経験がないのですが・・・・・・一生懸命やらせていただきますので、どうぞよろしくお願いします」
「はい、うかがってます。ブログをみせていただきましたけど、音楽が好きみたいですから、大丈夫だと思いますよ。期待しています」
友子は魅力的な笑顔を浮かべて、少しハスキーな声でそういった。
「あ、ありがとうございます・・・・・・どうぞ、よろしくお願いいたします」
田山は、緊張していたが、予想以上の前向きな展開に、思わず顔がほころんだ。
「一応、いま担当してもらっているライターさんがいるんですけど、今月でおしまいの通達をしようと思っています。ですので、よろしくお願いしますね」
友子は笑顔ながらもクールな表情でそういった。
裕太は感謝するとともに、(厳しい世界なんだな)と改めて気をひきしめた。
友子は、会員向けに配る音楽広報誌の役割や構成、どの部分を裕太に依頼するかなどを、柔らかい口調ながら、よどみなく的確に説明していった。
田山は、そのひとことひとことに、「はい」という返事をしながら、要点をノートに取っていった。
「じゃあ、どうしようかな。リストが上がってきてる分だけ、来月の分もさっそく、お願いしようかな」
そういうと、コンサートが予定されているアーティストの紹介文を何点か書くよう注文した。
「次の次の号の分なので、スケジュール的には、余裕があるから、ちょっとやってみてください」
「わ、わかりました。できあがったら、伊東さんの方にメールを差し上げるということでよろしいでしょうか」
「そうですね。お願いします」
奈美恵は、特に口を挟むことなく、二人のやりとりを聞いている。
ノックの音がして、もう一人女性が入ってきた。副社長の藤野宏子である。一七〇センチを超える長身女性だ。肩まである長い髪は緩いウェーブがかかっていて、やや茶色。いかにもいい女というオーラが全開である。
「はじめまして、藤野です。佐々木からお話は聞いてます。音楽が好きな方にやってもらいたかったんで、ね」
と友子の方を見た。
裕太は、恐縮をしながらも喜びに包まれて名刺交換をした。こんな背の高い美人たちに囲まれて、さらには仕事までもらえるなんて、今日はなんと幸福な日だろう。
「じゃあ、私はこれで」
藤野宏子は多忙な様子で、すぐに出て行った。
友子と奈美恵は別件の打ち合わせがあるようで、裕太は、何度も二人に頭を下げて、打ち合わせ室を出た。
KM出版を出て街を歩く裕太には、何もかもが輝いているように見えた。
(気分次第でこんなにも周りの景色が違って見えるものか)
裕太は、奈美恵に改めて感謝の気持ちを感じた。
(彼女のためにもいい仕事をしなければ)
裕太は早速本屋に赴き、音楽関係の雑誌や書籍に目を通した。できればそのいくつかを買って帰りたかったが、そこまでの金銭的な余裕が裕太にはなかった。
裕太は気分を変えて、図書館方面へ行くバスに乗り込んだ。
ポスターの打ち合わせが終わった友子と奈美恵が部屋を出たところで、二人の後ろから「伊東くん元気?」という男の声がした。その直後、友子がキャッと声を上げた。
「社長!」
そこには六〇がらみのずんぐりとした小男が立っていた。
「ごめんごめん、あまりに色っぽいもんで」
ポマードで頭をなでつけ、顔がテカっている。
「社長、そんなことしたら、副社長にいいつけますよ」
友子からそう言われている男はへらへらと笑いながら、奈美恵にも会釈をした。
前田啓介は、KM社の社長である。現在五六歳であるが、恰幅のよさや服装から、年齢よりもいくぶん老けて見える。
「時々お見かけしますが、デザイナーさん?」
「はい、佐々木です」
奈美恵が、鞄から名刺を取り出すと前田もすぐとなりの社長室に戻って、名刺を取ってきた。
「よろしくお願いしますね、いやあ、うちの会社はホント、美人ばかりだな。みんな背が高くてグラマーだ」
「じゃあ、私はこれで」
そういいながら、また、去り際に友子のヒップをなでていった。
「あっ、もう・・・・・・」
「性懲りがないようね」
その声に二人が振り返ると、副社長の藤野宏子が腕を組んで立っていた。
「あなたたち今夜時間ある? よかったら食事でもどう?」
宏子から誘われ、特に用事もなかった奈美恵と友子は、同行することにした。
それぞれに仕事をすませ、夜の七時にKM社の一階で落ち合った。その場でタクシーを拾い、宏子が行きつけのステーキハウスに向かう。シティホテルのなかにある店舗は、木目を活かした店内が絶妙な間接照明で演出され、いかにも高級な雰囲気を漂わせていた。
あらかじめ連絡しておいたので、入店するとすぐ、店長らしい五〇がらみの男性が出迎え、奥の個室に通された。
飲み物とステーキとサラダをそれぞれ注文し、「あとは、飲みながら、適当に頼むわ」と宏子がいうと、店長の男は恭しく礼をして下がった。
飲み物がすぐに出てきて、三人は乾杯をした。
「奈美恵さんにお願いしてから、うちの印刷物のデザインは格段にレベルが上がったわ」
宏子と友子は、奈美恵のデザインを褒め、感謝の気持ちを表した。奈美恵は、その期待に応えるべく精進することを誓い、裕太のことについても礼をいった。
「いいえ、前のライターさん、かなりお年を召していたんでそろそろ替えたかったんですよね」と友子がいうと、
「おじいちゃんて、いいなさいよ、いつもみたいに」
と宏子が続けて、みんな笑った。
「あのライター、えっと誰だっけ、細井か・・・・・・佐々木さん、ムカつくことありませんでした?」
古参ライターを呼び捨てにして、友子がいう。
「んと・・・はっきりいえば、ありましたね。私も・・・・・・そういえば伊東さん、終盤、結構厳しく当たってましたよね、細井さんに」
「ボケがきてんだか、ミスも多かったんですよね」
「友ちゃんも、佐々木さんも、バンバンいってくれていいのよ。そういうときは」
二人を後押しするように宏子がいった。
「そうだったんですか。正直言うと、どなっちゃいたいこともあったりして」
奈美恵が笑っていうと「たぶん、佐々木さんてSじゃないかと思うんですよね」と友子が続けた。
「ところであの彼とは、どれくらいつきあっているの?」
宏子と友子は、奈美恵に裕太のことをいろいろと聞いてきた。やっぱり、他人の色恋沙汰の話は、酒の肴にいいらしい。
田山がフリーターに近い状況であることをきくと宏子は、「それはあなたも大変ね。私たちでできることはなるべく協力するから頑張って」といった。
「ありがとうございます。田山のこと、よろしくお願いします」
「かといって、彼を甘やかすって意味じゃないのよ。そういう男は厳しく躾けなきゃ」
「そうですよね。やっぱり・・・・・・私ちょっと甘やかしすぎたかな。鞭持ってきてひっぱたいちゃおうかな」
「ホント、やれる?」
「やりますよ、この際」
「やっぱりSだ。佐々木さん」
友子がそういうと、笑いが起こった。
そうこうしているうちに、湯気と音を立てながら、ステーキの乗った鉄板が運ばれてきた。
三人は血の滴るような分厚い牛肉を食しながら、お酒を飲み、さらに話を続けた。
奈美恵は、社長と副社長、つまり、前田と宏子が不倫関係にあることは友子からそれとなく聞いて知っていたが、そのことは話題に上らなかった。前田は既婚だが、奥さんとは別居しているらしい。宏子は独身の三〇歳。裕太が三三歳であることを思うとこの若さでこの地位を獲得していることは凄いと奈美恵は思った。いやむしろ、裕太の甲斐性のなさを情けなく感じた。
いまのKM社の繁栄は、一〇年来に渡る社長と副社長の働きによって実現したもののようだ。
ただ、奈美恵にはあのセクハラ社長前田がそのようなことができる人物とはとても思えなかった。それはひとえに藤野宏子の実力と尽力に違いない。
この女性は完璧だ。ルックスはもちろん、頭の切れ、意志の強さ、身のこなし、話し方・・・・・・どれをとっても最上級の女性である。同性の奈美恵が見ても惚れ惚れしてしまう。
ブーツで急所踏み潰し小悪魔のように笑う女5
身長170cm、モデル並の容姿を持つその女は、パンツ一枚にさせた男をリビングのフロアに正座させる。男は首と両手首を革紐でつながれ、体の自由を束縛されている。その様子をソファにゆったり座り、ブーツの脚を組んで、楽しそうに眺める女性。素足に履いたロングブーツは、本革のヒールタイプで、つま先は鋭くとがっている。男はこれから始まるリンチを予感し、不安と恐怖に体を震わせている。
「どう、このブーツの感触? ねえ」
そういうと、女は男の下腹を、強く蹴るように踏みしだいた。
男は思わず、ウッと悲鳴を上げる。
女は立ち上がり、ブーツの脚で、男の下半身を執拗に責める。丈が短い黒のワンピースの裾がめくれ上がり、ピンクと黒のツートンカラーのパンティがみえる。女は腰に両手を当て、男を虫けらを見るような目で見下ろす。
「つぶしてやろうか? この金玉」
「まだ口答えするんだ、そうやって」
女は、男の脇腹を強く蹴る。
さらには、腹に体重を乗せた蹴りを浴びせる。
男は思わず、うえっと叫ぶ。
女は、男を壁に背を向けて立たせて、両足を大きく広げさせる。
ヒールのブーツを履いた女は、男よりだいぶ背が高い。
金蹴りリンチの始まりだ。
ブーツを脱いだばかりのにおいが残る足の裏を、女は男の顔面にこすりつける。男に舌を出させて、足の裏を舐めさせる。
後ろ手に縛って、男を椅子に座らせ、両足を椅子の脚に縛り付け、さらに猿ぐつわを嵌める。そうやって男の自由をほぼ完全に奪った状態で、女は、男の下半身をブーツの脚で踏みつける。

